一般社団法人次世代センサ協議会 第51回センサ&アクチュエータ技術シンポジウム 人工知能(機械学習)とセンサ応用 |
1月30日に、盛会裏に終了いたしました。 多数の方のご参加、ありがとうございました。 |
開催趣旨: | |
AIの研究開発と応用がブームのように進められています。当協議会でも課題研究会やセンサ総合シンポジウム、セミナーを実施し、センサ技術分野でのAI応用を促進して来ました。 この度、日本のAI研究の創始者である東京大学名誉教授甘利俊一先生に特別講演いただくとともに、各講師には各社の特徴あるAI技術と、主としてセンサシステムへの応用事例について紹介いただきます。多くの方々にご参加いただき、AIとセンサへの知見が高まることを期待しております。 (企画:前田賢一、栗山敏秀) |
日 時: | 2018年1月30日(火) 13:00~17:30 | ||||||||||||
会 場: | 中央大学駿河台記念館 6階670号室 (東京都千代田区神田駿河台3-11-5) | ||||||||||||
主 催: | 一般社団法人次世代センサ協議会 | ||||||||||||
協 賛: | 一般社団法人電気学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本電気計測器工業会、センシング技術応用研究会、一般財団法人マイクロマシンセンター、一般社団法人日本計量機器工業連合会、 特定非営利活動法人安全工学会、MEMSパークコンソーシアム、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、フジサンケイビジネスアイ | ||||||||||||
参 加 費: (税、資料代込) |
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プログラム: | |
13:00~14:15 | 特別講演「人工知能と脳科学」 情報には基本的な原理がある。脳はこれを進化の永い歴史の中で獲得したし、人工知能はこれを技術で実現する。数理脳科学はこの原理を数理によって明らかにする。人工知能の歴史にふれながら、今の深層学習の仕組みとこれから解決すべき課題を述べたい。さらに、将来のAIについて、脳に何を学ぶのか、意識と心の役割について考える。 理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問/東京大学名誉教授 甘利俊一氏 |
14:15~15:00 | 「社会の安全安心のための画像センシング」 社会の安全安心のためにNECが開発した画像センシング技術の実例として、新興国での需要が高いオートバイ認識技術、NISTベンチマークで世界トップを獲得した顔認証技術、および群集の異常状態を検知する群集行動解析技術を紹介する。画像センシングにおける機械学習の役割と深層学習への期待、および今後の課題についても述べる。 NEC データサイエンス研究所 主席研究員 佐藤 敦氏 |
15:00~15:15 | 休 憩 |
15:15~16:00 | 「運転の自動化のための画像認識技術とプロセッサViscontiファミリ」 自動車の運転の自動化において、ドライバーの目に代わって周辺をセンシングする画像認識技術について紹介する。また、画像認識用のハードウェアを搭載したプロセッサ"Visconti"ファミリについて紹介する。 株式会社東芝 研究開発センター メディアAIラボラトリー 研究主務 渡辺友樹氏 |
16:00~16:45 | 「AI技術‟Zinrai“による産業・インフラへの応用」 当社では、1980年代から長年にわたってAI技術の研究開発を続けており、それらのAI技術を整理、体系化し、2015年に「Human Centric AI Zinrai」として発表しました。今回、橋梁劣化検知のようなセンサーデータを活用したAI実践事例を中心に、AIの先端技術を活用した取り組み事例をご紹介します。 株式会社富士通研究所 人工知能研究所 人工知能実践PJ プロジェクトディレクター 園田俊浩氏 ※当日の講演は、主任研究員 福田大輔氏へ変更となりました。 |
16:45~17:30 | 「データ駆動型異常検知技術によるインフラ診断支援」 我々は、センサで計測された正常データを機械学習することで、その学習した正常パターンからの逸脱として異常を検知するシステムを開発している。本講演では、このシステムのインフラ診断への応用事例として、打音解析によるコンクリート構造物の損傷検知や、振動データからの風力発電の故障予兆検知を紹介する。 国立研究開発法人産業技術総合研究所 人工知能研究センター 人工知能応用研究チーム長 村川正宏氏 |
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