一般社団法人次世代センサ協議会 第50回センサ&アクチュエータ技術シンポジウム 21世紀海洋食料資源の再開拓と先端計測センサ技術の活用 〜食料革命と次世代ビッグビジネスの可能性を考える〜 |
4月21日に、盛会裏に終了いたしました。 多数の方のご参加、ありがとうございました。 |
一般社団法人次世代センサ協議会では、「計測センサが拓く海洋産業」を掲げて、平成26年度より海洋計測センサシステム研究部会を設け、その活動の一環として、
水産養殖業のあるべき姿と計測センサシステムの可能性について調査研究に取り組んでまいりました。その結果、海洋水産資源の枯渇、地球環境変動といった背景の中で、
持続可能な漁業、蛋白資源を生み出す海洋の活性化が大きな課題と認識されるようになってまいりました。これは21世紀の食料問題解決の糸口、ビッグビジネスの可能性を示すものであり、ここに、海洋水産資源のモニタリング、センサシステム技術の果たす役割は鍵となるものと考えます。 このたび「海洋水産資源の地球規模での循環状況に関する計測、モニタリング、計測データの処理」等に関する各機関での先端研究に携わっておられる方々にお願いして、掲題のシンポジウムを開催させて頂くことになりました。 この重要な分野に、計測センサシステムの新たな可能性について関心ある方々に多数参加いただき、将来のビッグビジネスについてお考えいただきますようお願い申し上げます。 |
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(企画:別府達郎、小林 彬) |
日 時: | 2017年4月21日[金] 13:00〜16:50 |
会 場: | 化学会館 501号室(東京都千代田区神田駿河台1-5) 【交通案内】 JR中央線・総武線 御茶ノ水駅 御茶ノ水橋口下車 徒歩約3分 東京メトロ丸の内線 御茶ノ水駅下車 出口2 徒歩約4分 |
主 催: | 一般社団法人次世代センサ協議会 |
特別協賛: | 一般社団法人次世代センサ協議会 海洋計測センサシステム研究部会 |
協 賛: | 一般社団法人電気学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本電気計測器工業会、 センシング技術応用研究会、一般財団法人マイクロマシンセンター、特定非営利活動法人安全工学会、 一般社団法人日本計量機器工業連合会、MEMSパークコンソーシアム、フジサンケイビジネスアイ、 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム |
プログラム: |
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13:00〜13:55 | 「海洋プランクトンと大型藻類による一次生産の計測とモニタリング」 海洋の主要な一次生産者である植物プランクトンと大型藻類は、食物連鎖の起点となるので、その現存量と生産力の計測とモニタリングは、人類が海からどれだけの食料を得ることができるか、という問に答えるために根本的に重要である。 海洋の生産力を把握し海洋の生物資源を新たに開拓してゆくための計測と技術の現状と今後について述べる。 東京海洋大学 学術研究院海洋環境学部門 教授 田中 祐志氏 |
13:55〜14:50 | 「持続可能漁業を実現する海洋資源モニタリングとメタゲノム研究の将来展望」 水環境中に含まれる生物遺伝子の断片から生物相を網羅的に把握するメタゲノム解析が近年急速に進展し、海洋生物資源状況把握の有力な手法として注目されている。 さらに、計測されたビッグデータを一元管理・解析するリモートセンシングシステムが将来の形態として期待されている。現状と将来、その効果等について述べる。 国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所 環境ゲノムグループ長 長井 敏氏 |
14:50〜15:00 | 休 憩 |
15:00〜15:55 | 「DNAシーケンサーの急速な発展と適用事例:研究から実用化への挑戦」 ゲノムシーケンサの急激な発展とメタゲノム解析手法は、資源モニタリングの新しい手段として大いに期待されるようになった。次世代型シーケンサーの発展状況と今後の小型高性能化等について述べる。 イルミナ株式会社 マーケティング部 関 典広氏 |
15:55〜16:50 | 「海洋におけるIoT:海洋環境モデリングと水産資源の好適生息域予測」 海洋環境や生物資源に関する観測データと数値シミュレーションモデルの組み合わせによる水産資源の好適生息域予測技術、このためのビッグデータの処理技術に関する現状と、将来のEEZの活用促進の鍵としての計測データ多様化ニーズ等について述べる。 国立研究開発法人海洋研究開発機構 地球情報基盤センター 統合地球情報研究開発部 統融合情報研究開発グループ グループリーダー 石川 洋一氏 |