一般社団法人次世代センサ協議会 第20回課題研究会 フォーラム「橋梁モニタリングと診断」 〜たわみ計測の利活用を目指して〜 |
3月22日に、盛会裏に終了いたしました。 多数の方のご参加、ありがとうございました。 |
開催趣旨: | |
一般社団法人次世代センサ協議会では、社会インフラの維持管理に対して社会インフラ・モニタリングシステム研究会を設け、活動の一環として橋梁のモニタリングシステムの実用化に関する調査研究に取り組んできました。2016年度の活動として東京都市大学総合研究所と「橋梁点検の自動化、情報化に関する共同調査研究を実施しています。 このたび「橋梁モニタリングと診断」に関する課題研究会を開催し、主として車重計測とたわみ計測法と複合化による診断法を中心に、各種たわみ計測等を紹介し、その有用性を考察いただくことになりました。 モニタリングが具体的な診断に結びつけるためのセンシング技術に関心ある方々に多数参加いただきますようお願い申し上げます。 (企画担当:高田敬輔) |
日 時: | 2017年3月22日(水)13:00〜17:00 |
会 場: | 中央大学駿河台記念館 610号室(東京都千代田区神田駿河台3-11-5) |
主 催: | 一般社団法人次世代センサ協議会 |
共 催: | 東京都市大学 総合研究所、一般社団法人次世代センサ協議会 社会インフラ・モニタリングシステム研究会 |
協 賛: | 土木情報学委員会 センサ利用技術小委員会、 公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人電気学会、 一般社団法人日本電気計測器工業会、センシング技術応用研究会、一般財団法人マイクロマシンセンター、 一般社団法人日本計量機器工業連合会、特定非営利活動法人安全工学会、MEMSパークコンソーシアム、 モバイルコンピューティング推進コンソーシアム、フジサンケイ ビジネスアイ |
プログラム: (※本セッションは土木学会認定CPDプログラムに登録されています) | |
13:00〜13:40 | 基調講演 「WIMを利用した橋梁健全度診断」 橋梁応答のモニタリングとWIMによる高精度車重測定を組み合わせることにより自動的に損傷検知、健全度評価を行うためのシステムを紹介する。 東京都市大学 総合研究所 都市基盤施設の再生工学研究センター センター長 小西拓洋氏 |
13:40〜14:10 | 「ビデオ画像処理による車両位置情報計測」 ビデオカメラで撮影した走行車両の位置情報を画像処理によって計測し、車重推定の際に走行位置によるひずみ応答の変化を補正させることによって、車重計測精度を向上させる手法を紹介する。 東京都市大学 総合研究所 特別研究員 小屋裕太郎氏 |
14:10〜14:40 | 「レーザードップラー振動計による鉄道橋のたわみ計測と健全度診断」 鉄道総研が開発し、鉄道事業者等に普及したレーザードップラー振動計「Uドップラー」を用いた、鉄道橋の動的たわみ計測手法ならびに常時微動計測による鉄道構造物の健全度評価手法を紹介する。 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道力学研究部 構造力学研究室 室長 上半文昭氏 |
14:40〜15:10 | 「加速度計測に基づく橋梁の変位評価」 橋梁のモニタリングにおいて、変位は重要な構造分析インデックスであり、その評価において、近年加速度計測に基づく方法も適用されてきている。その事例を紹介する。 東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授 佐々木栄一氏 |
15:10〜15:20 | 休 憩 |
15:20〜15:50 | 「サンプリングモアレ法によるたわみ計測」 「サンプリングモアレカメラ」を使用した、橋梁等構造物のたわみ、変位多点同時計測手法と注意点及び今後の方向性について、実橋梁での計測事例を参考にしてご紹介する。 株式会社共和電業 執行役員 マーケティング本部長 前田芳巳氏 |
15:50〜16:20 | 「デジタル画像・動画像を使用した非接触変位計測システム」 非接触式変位計測システム「OpticG」を用いた、橋梁全体および部材単位の動的たわみ・ひずみの計測手法について解説するとともに、利用可能な撮影機材や様々な計測事例を紹介する。 株式会社ズームスケープ 代表取締役 小野 徹氏 |
16:20〜17:00 | 「パネルディスカッション」 モデレータ:次世代センサ協議会 会長/東京工業大学名誉教授 小林 彬氏 |
17:20〜19:00 | 意見交換会 ※希望者のみ |