一般社団法人次世代センサ協議会 Japan Society of Next Generation Sensor Technology センサ・アクチュエータ・マイクロナノ/ウィーク2017 次世代センサ総合シンポジウム |
盛会裏に終了いたしました。 多数の方のご参加、ありがとうございました。 |
日 時: | 2017年9月13日[水]~15日[金] 10:00~16:15 (13日は14:00~、14日午後は~16:30まで) |
会 場: | 東京ビッグサイト 会議棟6F 610号室 (東京都江東区有明3-11-1) 【交通案内】 りんかい線 国際展示場駅(下車徒歩約7分) ゆりかもめ 国際展示場正門駅(下車徒歩約3分) |
主 催: | 一般社団法人次世代センサ協議会 |
協 力: | フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社) |
協 賛: | 一般社団法人電気学会、一般社団法人電子情報通信学会、公益社団法人応用物理学会、公益社団法人電気化学会、センシング技術応用研究会、一般社団法人日本赤外線学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本生体医工学会、一般社団法人レーザー学会、
公益社団法人精密工学会、一般社団法人日本機械学会、一般社団法人日本ロボット学会、IEEE東京支部、公益社団法人日本技術士会、
一般財団法人マイクロマシンセンター、日本信頼性学会、公益社団法人日本分析化学会、
一般財団法人光産業技術振興協会、一般社団法人日本計量機器工業連合会、一般社団法人日本電気計測器工業会、特定非営利活動法人安全工学会、
MEMSパークコンソーシアム、特定非営利活動法人光ファイバセンシング振興協会、モバイルコンピューティング推進コンソーシアム |
同 時 開 催: | |
プログラム: |
9月13日[水] | Session 1 スポーツ医科学のためのセンサ技術・ドーピング検査およびその産業展開 |
2020年「東京オリンピック・パラリンピック」の社会的機運が高まっています。スポーツアスリートに限らず、中高齢者を中心にスポーツ人口が増加しており、運動選手または競技器具にセンサ機能を付加し、身体の状態・能力を評価にすることで、安全かつ健康的に運動能力の向上を図ることが期待されています。他方、近年ではオリンピックを代表するような公式大会ではドーピング(禁止薬物使用)が社会的な話題になっており、医学の観点でのスポーツ科学が関心を集めています。 本セッションでは、スポーツ医科学の領域で「センサ技術」「ドーピング検査(分析化学)」で世界をリードする研究者の方々に最新の研究内容をご解説いただくと共に、その実用化と事業化の可能性についても紹介いただきます。 | |
座長:三林浩二氏(東京医科歯科大学) | |
14:00~14:45 | hitoe®を用いたスポーツ計測 機能性素材hitoe®を用いたスポーツシーンでの生体信号計測の最近の展開と、NTT研究所でのスポーツ脳科学研究の取り組みをご紹介します。 日本電信電話株式会社 NTT物性科学基礎研究所 機能物質科学研究部 分子生体機能研究グループ NTTコミュニケーション科学基礎研究所 スポーツ脳科学プロジェクト 兼務 主任研究員 山口真澄氏 |
14:45~15:30 | ドーピング検査における検体分析について ドーピングは、スポーツの価値を損なう脅威であり、アンチ・ドーピング活動は国を挙げての課題となっている。ここでは、主に分析技術の面から、WADA認定分析機関における最近のドーピング検査法を解説する。 株式会社LSIメディエンス ADL・運営推進室 品質管理GL 池北紋子氏 |
15:30~16:15 | スポーツスキルセンシングで選手は強くなるか? テクノロジーを駆使し、スポーツ選手のスキルを計測できたとして、それは本当に選手を強くすることにつながるだろうか?スポーツスキルセンシングは、選手の技能を定量化し、その技能を向上させることを目指している。 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 教授/スポーツ・ダイナミクス・インフォマティクス・ラボ代表 仰木裕嗣氏 |
9月14日[木] | Session 2 自動車用センサ -自動運転とセンサ- |
自動車システムの電子化はエンジン制御からスタートし、様々なシステムへと展開されてきましたが、本セッションではこれら電子システム実現のキーデバイスとなっている自動車用センサに関連するテーマを取り上げてきました。 今回は話題となっている自動運転にターゲットを絞り、専門の講師の方に講演いただきます。 | |
座長:室 英夫氏(千葉工業大学) | |
10:00~10:45 | 画像センサによる障害物検知技術の現状と課題 画像センサは、人間と同じものを見ることが最大の特徴である。目に相当するセンサ自体はカメラであるが、その後の脳に相当する部分が重要である。最近の人工知能の話題も含めて現状と課題を解説する。 フリーランス・コンサルタント/元 株式会社東芝 研究開発センター 技監 前田賢一氏 |
10:45~11:30 | 運転者モニター用センサの現状と将来展望
運転手が運転に適切な状態か、また自動運転を監視しているかをセンシングし、その状態に応じて運転手への働きかけや車の制御ができれば、多くの事故を未然に防止できると考える。その現状と将来展望について述べる。 オムロン株式会社 技術・知財本部 センシング研究開発セン タ画像センシング研究室 室長 川出雅人氏 |
11:30~12:15 | 自動運転用センシング技術の現状と課題 自動運転には日本や米国で定義した自動化レベルがあり、センシング技術に対する要求はそのレベルや利用環境に応じて異なる。ここではそれらの要求と現状技術を整理し、課題と今後への期待をまとめる。 日産自動車株式会社 総合研究所 モビリティ・サービス研究所 シニアリサーチエンジニア 下村倫子氏 |
9月14日[木] | Session 3 海洋計測センサ -海洋・船舶のIoTの発展と計測センサへの期待- |
産業分野のIoT、車の自動運転の技術開発に関心が集まり、産業や社会の大きな変革が期待されています。これらの中で言うまでもなく計測センサ技術が必須です。海洋においても同様の動きが始まっています。特に船舶のIoT化による運航効率の 向上と費用の削減、自律運転、船体の安全など大きな効果が期待されています。これはわが国の産業競争力の上でも重要です。これらの観点から3人の講師の方々に講演いただきます。次世代センサ協議会の、海洋のIoTと船舶のIoTの発展に貢献する「海洋計測センサ技術研究会」の活動目標も紹介します。 | |
座長:大手明氏(大手計測センサ技術事務所) | |
14:00~14:15 | 海洋・船舶のIoTに関する次世代センサ協議会の取り組み 大手計測センサ技術事務所/一般社団法人次世代センサ協議会 理事 大手 明氏 |
14:15~15:00 | 基調講演「海洋・船舶のIoTに関する施策と今後の方向性」 海洋及び船舶のIoT化によって、計測や運航の効率が向上し費用の削減も見込まれており、今後自動運航化など大きな効果が期待されている中、国土交通省における関連する取り組み内容や今後の方向性について紹介する。 国土交通省海事局海洋・環境政策課 技術企画室長 田村顕洋氏 |
15:00~15:45 | 海運におけるIoTデータの活用 〜現状と将来〜 日本郵船とMTIにて実施している船舶IoTデータ利活用について、取り組みの背景やその事例を紹介する。また、後半では、センサに対する現状の課題認識や将来への期待を述べ、最後にIoTデータ利活用の将来展望を紹介する。 株式会社MTI 船舶技術グループ 新技術チーム ユニット長 博士(工学) 木村文陽氏 |
15:45~16:30 | 船体安全のIoTと計測センサ(Hull Structure Monitoring System) 構造安全性の確保に向けたIoT・ビッグデータ活用ニーズが国際的に高まり、データ取得のための船体強度モニタリングシステムの研究開発が進んでいる。これらの動向と計測センサの適用例や要求される仕様等を紹介する。 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所 海上技術安全研究所 構造安全評価系長 船上モニタリングプロジェクトチームリーダー(併任) 越智 宏氏 |
9月15日[金] | Session 4 社会インフラ -道路斜面防災、土砂防災における最新計測技術- |
※本セッションは土木学会認定CPDプログラムに登録されています(2.3単位)。 | |
全国で土砂災害危険箇所等は52万箇所、異常気象による全国道路の通行止め数は12,500回(平成26年度実績)。さらには昨年の熊本地震の体験から、国を挙げて防災に対する取り組みが進められています。 今回は土砂防災、道路斜面防災のための最新の計測技術やデータの蓄積、予測技術等について紹介いただきます。 | |
座長:高田敬輔氏(ワイズ福祉情報研究所) | |
10:00~10:45 | 道路斜面防災の現況と課題 日本における道路斜面災害の実態及び道路斜面防災(危険箇所の抽出、調査、対策)のこれまでの取り組みを紹介するとともに、対策施設の劣化等も含めた今後の課題について紹介します。 国立研究開発法人土木研究所 地質・地盤研究グループ 上席研究員 浅井健一氏 |
10:45~11:30 | フェーズドアレイ気象レーダの研究開発と今後 近年の情報通信技術の進歩の結果、短時間に全天を走査することが可能な電子走査型の気象レーダの開発が可能となってきている。本講演では、フェーズドアレイ気象レーダについて紹介を行い、将来を展望する。 首都大学東京 システムデザイン学部 航空宇宙システム工学コース 教授 牛尾知雄氏 |
11:30~12:15 | 地球観測衛星を活用した防災利用実証(土砂災害等への適用) 陸域観測技術衛星2号は、夜間や悪天候時にも観測可能なレーダセンサを搭載した衛星で、風水害・地震等にて防災関連機関での活用が進む。センサの特徴、防災利用実証の取り組み、土砂災害での活用事例等を紹介する。 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 第一宇宙技術部門 衛星利用運用センター 主幹研究開発員 宮崎景太氏 |
9月15日[金] | Session 5 IoT/センサ情報処理におけるAI(人工知能)の活用 |
『IoT:Internet of Things』の中核技術となるのが「リアルな世界」と「サイバーな世界」を結ぶ各種センサですが、センサにより集められたデータをどう活用するかが大きな課題です。ディープラーニングに代表されるAIの最近の技術進歩とセンサ情報処理への応用について、幅広い観点から考えてみたいと思います。 | |
座長:栗山敏秀氏(マロン技研) | |
14:00~14:45 | 脳科学とAIの最近の進歩と応用 機械が知性を持つためには、我々の脳の特徴を少なからず取り込む必要があるでしょう。なぜなら、脳は我々が知る唯一の知的機械の例だからです。計算機としての脳の仕組みと最近のAIの動向について話します。 近畿大学 生物理工学部 生命情報工学科 教授 吉田 久氏 |
14:45~15:30 | センサデータの活用と処理技術 IoT時代の到来により、多種多様なセンサ情報が収集できるようになりました。そのセンサ情報がどのように活用されるのか、製造業にて活用される目的、用途、処理技術、プラットフォームについて紹介します。 横河ソリューションサービス株式会社 ソリューションビジネス本部 インダストリアルソリューションセンター4部 FAコンサルティングGr 有吉 猛氏 |
15:30~16:15 | NTTドコモにおけるIoT向けAI技術開発の取り組み NTTドコモでは、ロボットとの対話を実現する自然対話技術や、タクシーの需要を予測する位置解析技術、ドローンでの画像認識技術など、各種IoT機器にAIを提供しており、それらの取り組みを紹介する。 株式会社NTTドコモ R&Dイノベーション本部 サービスイノベーション部 ビッグデータ担当 担当課長(工学博士) 吉村 健氏 |