一般社団法人次世代センサ協議会 Japan Society of Next Generation Sensor Technology センサ・アクチュエータ・マイクロナノ/ウィーク2016 次世代センサ総合シンポジウム |
盛会裏に終了いたしました。 多数の方のご参加、ありがとうございました。 |
日 時: | 2016年9月28日[水]~30日[金] 10:00~16:15 (28日は14:00~、30日午後は14:10~) |
会 場: | 東京ビッグサイト 会議棟6F 610号室 (東京都江東区有明3-11-1) 【交通案内】 りんかい線 国際展示場駅(下車徒歩約7分) ゆりかもめ 国際展示場正門駅(下車徒歩約3分) |
主 催: | 一般社団法人次世代センサ協議会 |
協 力: | フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社) |
協 賛: | 一般社団法人電気学会、一般社団法人電子情報通信学会、公益社団法人応用物理学会、公益社団法人電気化学会、
センシング技術応用研究会、一般社団法人日本赤外線学会、公益社団法人計測自動制御学会、一般社団法人日本生体医工学会、一般社団法人レーザー学会、
公益社団法人精密工学会、一般社団法人日本機械学会、一般社団法人日本ロボット学会、IEEE東京支部、公益社団法人日本技術士会、一般社団法人日本真空学会、
一般財団法人マイクロマシンセンター、一般社団法人未踏科学技術協会、日本信頼性学会、公益社団法人日本分析化学会、
一般財団法人光産業技術振興協会、特定非営利活動法人安全工学会、
MEMSパークコンソーシアム、特定非営利活動法人光ファイバセンシング振興協会、 |
同 時 開 催: | |
プログラム: |
9月28日[水] | Session 1 医療計測及び診断のための生体センサ&デバイスの研究開発 |
早期の医療診断に対するニーズが増すなか、高感度な生体計測および高精細なシステムが必要とされており、先導するセンサ技術や光学デバイスが開発されています。パルスオキシメータは動脈血の酸素飽和度を簡便に計測でき、麻酔管理や手術中、ICUでのモニタ、在宅酸素療法の患者指導など広く用いられています。またMEMS技術を用いた円筒形状の高精細な内視鏡や、圧迫することなく測定ができるカフレス血圧センサなどの先進のデバイス機器が開発されています。本セッションでは、今後の医療診断を支える計測およびシステム技術において、研究開発及びビジネス展開する研究者の方々に、新たなセンサ並びにデバイスをご詳述いただき、その実用化と事業化の展開についてもご紹介いただきます。 | |
座長:三林浩二氏(東京医科歯科大学) | |
14:00~14:45 | パルスオキシメータの誕生と医療への貢献 パルスオキシメータは動脈血の酸素化を、無侵襲・連続・リアルタイムに測定する装置である。生体情報モニタリングに求められる特性をすべて備えていると言える。本講演では、その誕生と医療への貢献を紹介する。 日本光電工業株式会社 生体モニタ事業本部 バイタルセンサ部 部長 鵜川貞二氏 |
14:45~15:30 | MEMS技術を用いた体腔内イメージングデバイスの開発 半導体微細加工技術を応用したMEMS技術を用いることで、細径かつ高機能、多機能な低侵襲医療デバイスが開発されてきています。MEMS技術を用いた体腔内イメージング技術や内視鏡などの応用デバイスについて解説します。 東北大学大学院医工学研究科 芳賀研究室 助教 マイクロシステム融合研究開発センター 松永忠雄氏 |
15:30~16:15 | ウエアラブル用カフレス血圧計デバイスチップの開発とBigデータへの応用展開 今日Bigデータの新しい応用展開が注目を集めるようになり、機能性や将来に向けた重要性が高まっているが、ウエアラブル用センサデバイスの開発研究は十分でない。本講演では、カフレス血圧用デバイスの試作開発事例を紹介したい。 CYBERDYNE株式会社 研究開発部門 首席研究員・フェロー 尾股定夫氏 |
9月29日[木] | Session 2 自動車用センサ -車両制御とセンサ- |
排ガス規制対応のエンジン制御からスタートしたカーエレクトロニクスの開発においては各種のシステムが電子化されてきましたが、本セッションではこれら電子システム実現のキーデバイスとなっている自動車用センサに関連するテーマを取り上げてきました。今回は高性能MEMS振動ジャイロ、GMR(巨大磁気抵抗効果)素子を用いた磁気式回転センサ、ADAS用環境認識センサに関し、それらの現状と将来展望について専門の講師に講演していただきます。 | |
座長:室 英夫氏(千葉工業大学) | |
10:00~10:45 | 光ファイバージャイロを凌駕するMEMS高精度ジャイロ 高精度ではあるが高価な光学式ジャイロ(FOG)の置き換え用として同等性能を保有した小型で汎用性のあるMEMSジャイロに関して独自の技術や適用事例を交えながらシリコンセンシングの製品を紹介します。 株式会社シリコンセンシングプロダクツ 製品開発G チーフエンジニア 椎山賢一氏 |
10:45~11:30 | Infineon Technologies’ high performance iGMR-speed-sensor
HEVのエンジン制御では、妨害に対してより強靭なセンサが求められます。一方で、市場ではセンサのさらなる低価格化が求められます。これらの要求に対するインフィニオンテクノロジーズの取り組みをご紹介します。 Infineon Technologies Austria AG Design Center, Automotive, Sense and Control Mr. Klaus Grambichler ※英語による講演となります。 |
11:30~12:15 | ADASを支えるボッシュのセンサ技術 市場のニーズのみならず、NCAPや自動運転によって牽引される今後の運転支援システム。それらの先進システムに欠かせない、レーダーやカメラ、超音波センサ等、周辺視野のセンシングを担う、ボッシュのセンサテクノロジーの今とこれからを紹介する。 ボッシュ株式会社 シャシーシステムコントロール事業部 ドライバーアシスタンスアプリケーション開発部 部長 安部大輔氏 |
9月29日[木] | Session 3 海洋計測センサ -海洋産業創設への道のりと関連計測の状況- |
学術研究の場であった海洋も産業創生への転換期を迎えている。特に将来を見据えて資源エネルギーへの対応に海洋は不可欠となってきており、今まで外国主導であった海洋技術に関しても日本製品への期待が高まってきている。 このような背景の元、今年の[SUBSEA TECH JAPAN]の取り組みに関連し、これを機会に海洋産業発展をめざし、今までの海洋産業を俯瞰し、日本での海洋産業の重要候補及び内外の関連計測技術を概観する。 | |
座長:島田芳夫氏(T.W.J.) | |
14:00~14:45 | 我が国の海洋政策および海洋産業の現状 我が国海洋政策のベースは海洋基本法(2007)で、その6つの理念並びに12の基本的施策の一つに”海洋産業の振興”が掲げられている。最近の海洋政策の推移と海洋産業の現状規模等について概括し、議論の素材を提供する。 一般社団法人海洋産業研究会 常務理事 中原裕幸氏 |
14:45~15:30 | 海洋産業と地方創生 海洋再生可能エネルギーおよび海洋ロボット等の海洋エネルギー利用研究について紹介し、長崎での海洋産業と地方創生にもたらす影響と将来像について論じる。また、海洋造船向IoT研究と産業イノベーションも述べる。 長崎大学 大学院教授/海洋未来イノベーション機構海洋エネルギー利用研究部門長 山本郁夫氏 |
15:30~16:15 | 内外の海洋計測器の状況 海洋で使われるセンサの調査をここ2年間行っています。環境計測、探査用、ROV/AUV 実装用、海底生産用のセンサの概要と最近の国内外のセンサ開発の動きをご紹介したいと思います。 阿部海外サポート 阿部純一郎氏 |
9月30日[金] | Session 4 社会インフラ -実用化に向かう構造物計測技術- |
(本セッションは土木学会認定CPDプログラムに登録されています) | |
社会インフラの維持管理のため構造物のヘルスモニタリング技術の研究が進められている。構造物の劣化損傷モニタリング技術として加速度、変位、歪み等のセンサによる計測と構造解析、長期実データ収集など多岐技術が必要とされ、総合的な評価手法は研究途上と見る事ができます。 本セッションでは構造物計測に関する新しい技術を紹介し、実用化の可能性を探ってみます。 | |
座長:高田敬輔氏(ワイズ福祉情報研究所) | |
10:00~10:45 | モアレを利用した構造物の変形分布計測 デジタルカメラで周期的構造を有する構造物を撮影し、画像処理を施すことで高精度に変形分布を計測する技術を紹介します。この技術は安価で簡便なインフラの健全性評価を実現します。 国立研究開発法人産業技術総合研究所 計量標準総合センター 分析計測標準研究部門 総括研究主幹 兼務 非破壊計測研究グループ長 津田 浩氏 |
10:45~11:30 | インフラ構造物のi-NDT(革新非破壊試験)による健全性評価 インフラの健全性診断では、外観目視に代わる内部劣化の効率的評価手法の確立が急務とされる。本講演では、インフラ内部から生じる破壊音に着目した新たな診断手法。AEトモグラフィを中心に最新の診断法を概説する。 京都大学大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 インフラ先端技術共同研究講座 特定教授 塩谷智基氏 |
11:30~12:15 | 路線バスによる橋梁モニタリングシステム サステナブル社会の実現に向けて、車載型センシングと今ある公共資産(路線バスと公用車)を組み合わせ、中小橋梁の維持管理のみならず市民生活の安全安心に関わる『まちの見守り』ツールとして利活用する取り組みを紹介します。 株式会社構造計画研究所 サステナブル・ソリューション部 保全技術室 室長 矢部明人氏 |
9月30日[金] | Session 5 『IoT/センサがひらく将来社会』“SENSPIRE™ the Future !” |
第5次科学技術基本計画が決定され、「超スマート社会」(Society5.0)の実現を目指した『IoT:Internet of Things』の活用がうたわれています。IoTの中核技術となるのが「リアルな世界」と「サイバーな世界」を結ぶ各種センサですが、これらの最近の技術進歩とそれが実現する将来の社会について、幅広い観点から考えてみたいと思います。 | |
座長:栗山敏秀氏(マロン技研) | |
14:10~14:55 | 最近のMEMSの進歩とIoT MEMSセンサ・デバイスは、IoTに基づくトリリオンセンサ社会の実現に必要不可欠である。無線センサノードを構成する各種集積化センサや、環境エネルギーからの発電デバイスについて、最近の動向を紹介する。 東京大学生産技術研究所 マイクロナノ学際研究センター 教授 藤田博之氏 |
14:55~15:40 | いかにして価値あるIoTシステムをデザインするか ~IoTシステムデザインアプローチ~ 本講演では、俯瞰的・系統的に対象をデザインする基本的なアプローチと最新方法論を紹介した上で、どのようにIoTシステムによる価値創造をおこなうかについて、その方法論を紹介する。 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 准教授 白坂成功氏 |
15:40~16:25 | IoTのセキュリティーについて IPAの発刊する最新の情報セキュリティ白書や政府のIT政策動向等から、まず情報セキュリティに関する一般的な心構えに触れつつ、IoTを取り巻くセキュリティ上の課題と有効な対応について考察する。 一般社団法人コンピュータソフトウェア協会 専務理事 笹岡賢二郎氏 |